
遠隔学習・オンライン授業
科学のカリキュラムに完全に組み込まれた顕微鏡授業
近年、遠隔学習とオンライン授業を可能にするオンラインプラットフォームとソリューションの重要性が高まっています。たとえ教室での授業が行えない場合も、学生の興味と意欲を維持し、学習を続けてテストで合格点を取れるようにサポートする必要があります。学校や大学には、ガイドラインの変更や、生徒や職員の安全に考慮したソーシャルディスタンスに素早く対応するのと同時に、教育カリキュラムを確実に進行することが求められます。遠隔学習とオンライン授業に適したZEISSの顕微鏡ソリューションを使うことで、状況に関わらず、顕微鏡の基本事項や組織学・病理学の観察などの発展した内容を科学のカリキュラムに組み込むことができます。

遠隔学習とライブ授業
遠隔学習では、学生と教師がそれぞれの自宅にいながらやり取りを続け、授業を実施することができます。多くの場合、スケジュールの都合がつかない場合や、学生の安全を優先すべき緊急事態において遠隔授業が行われます。生物学の授業では顕微鏡を実際に使う必要がありますが、遠隔授業でこれを実現するには多くの困難が伴います。
しかし、デジタル教室で機器を操作し、本物の試料を観察する環境があれば、学生の意欲を簡単に引き出すことができます。ZEISSの顕微鏡なら、この体験がオンラインで再現可能になります。ZEISS Primostar 3などのデジタルカメラ内蔵型の顕微鏡は、iPad用イメージングアプリLabscopeやWindows PCに直接接続できます。教師はMicrosoft TeamsやZoomなどのビデオ会議ソフトウェアの画面共有機能を使って、自分の顕微鏡に映る画像をライブ配信することができます。その場で試料の詳細を説明するだけでなく、撮影した画像や動画に注釈をつけたものを、さらに詳しい試料調査や宿題として学生にデジタルに送信することも可能です。
学生はLabscopeアプリを使って、自分で注釈をつけたり、目的とする試料の描画を作成して詳細構造を学んだりすることができます。
ZEISSで遠隔学習とライブ授業を両立

ハードウェアおよびソフトウェア
· デジタルカメラと複数の接続オプションを搭載した顕微鏡
· 教師と学生が使える無料イメージングアプリLabscope

環境
· ビデオ会議プラットフォームを利用したライブ配信
· 画像や動画を学生にデジタル送信
· カリキュラムの課題や宿題に役立つツールと機能

オンライン授業とオンライン学習
安全のためのソーシャルディスタンス施策や政府のガイドラインによって教室での授業が行えない場合や、遠隔授業を必要とする学生は、大学のラボで顕微鏡を使ってスライドを観察し、細胞や組織の詳細な構造を学ぶことができません。しかし、そのような場合でも柔軟に対応して授業を続ける必要があります。オンライン学習環境とは、通常、教育機関のカリキュラムのデジタル要素に対応したウェブベースのオンライン学習プラットフォームを指します。これにより、どこからでも同じプラットフォームを使って体系的な授業を行うことができます。ZEISS Virtual Slide Boxを使うことで、大学に来ることなく、学生はデジタル化された顕微鏡の試料スライドを見ることができます。自宅で任意のブラウザやアプリを使ってスライドを確認し、まるでラボにいるかのように注釈をつけたり操作したりすることが可能になります。またZEISS Virtual Slide Boxは、ラボ、施設、企業の自宅勤務中の職員が、デジタル化されたスライドに遠隔アクセスし、解析や注釈といった作業を行う場合にも最適なソリューションです。