ZEISS Axioscan 7
究極のスライドスキャナーで
画像解析レポートを作成
Axioscan 7でデジタル化を取り入れるメリットには、高品質のデジタル岩石学データを効率的に作成するだけでなく、データ共有が容易になり、地質学ワークフローへの統合をシームレスに行えるという点もあります。AIによる解析とリモートコラボレーション機能により、Axioscan 7は地質学者や研究者たちが世界のどこからでもシームレスに共同作業を行える環境を構築します。定量岩石学と自動解析で、現代テクノロジーの恩恵を最大限にご活用ください。
地質学研究向けAxioscan 7の5つのメリットを60秒でご紹介
薄切片の地質コレクションを迅速にデジタル化
完全に自動化された画像取得機能とZEISSの高品質イメージング技術により、何千もの試料を処理する場合でも一貫した高画質を提供します。100枚の薄片試料のロードおよび検出が数分で完了し、画像取得設定、スライド名設定および検出の手間を最小限に抑えられます。
完全な岩石学的データの作成
最適化されたマルチチャンネルデータ取得機能により、複数のイメージングモダリティで試料をデジタル化し、充実した試料データを生成できます。また、電動の平面および交差偏光撮影モードによって、多色性と複屈折を同時に解析できますが、円偏光なので結晶粒の方向にかかわらず最大複屈折を示すことが可能です。
ベレア砂岩の複合マルチチャンネルイメージング。
バーチャル顕微鏡により国境を越えたリモートでの連携が可能に
バーチャル顕微鏡で取得した岩石画像データをクラウドプラットフォームにアップロードし、保存・転送することにより、直感的なグローバルコラボレーションが可能になります。コレクション全体をデジタル化することで、オンラインやリモートでの教育資料として利用可能になります。さらに、取得データを既存のクラスに取り入れると、バーチャルで現場にいるような体験ができ、従来の学習様式の強化につながります。
詳細な技術仕様
多彩な超高速イメージングモード
革新的な電動ステージと画像取得システムにより、多彩な明視野イメージングモードの自動切り替えが可能になり、様々なアプリケーションに幅広く適応できます。データ取得と処理は並行して行われ、データ取得が終了するとすぐに解析、転送および配布可能なように、管理しやすいサイズにデータセットを最適化します。
- 試料検出機能・フォーカスの改善
- 円偏光と直線偏光が利用可能
- すべての明視野イメージングモードでのスキャン速度が向上
複雑にデジタル化された岩石学的データを可視化
ZEN Pol Viewer表示では、標準的な岩石学向け偏光顕微鏡の機能を上回る方法で岩石学的薄片データセットを操作できます。また、画像の回転を自動的に同期させ、従来型の岩石学向け偏光光学顕微鏡と同様に試料を観察することができ、バーチャルでもその場にいるような岩石学的体験を提供します。
AIベースの鉱物分類
単一のZEN Intellesisモデルを用いた自動機械学習ベースの鉱物分類。ここでは2つの砂岩試料に適用。
モーダル鉱物学と細孔/粒径の両方を測定し、自動的にレポートすることが可能。
PPLからXPLへ
薄片試料全体の偏光画像。薄片試料のデジタルデータ収集の一環としてイメージングした藍晶石含有片岩。上の画像は単一の配向のPPLで表示したものであるが、下の画像は複数の配向のXPLで薄片を捕捉したもの。これにより、ステージの回転をシミュレーションし、90°超のXPLの全バリエーションで消光角を観測・解析することが可能に。
PPLから多色性へ
花崗岩中の黒雲母粒子のクローズアップ画像。偏光子に対して180°試料を回転させて全範囲の多色性を観察するために、複数の配向のPPLで試料をイメージング。
相関顕微鏡
ZEN Connectで、ZEISS Axioscan 7 Geoの豊富なデータを有する光学顕微鏡環境から相関するプロジェクトを直感的に構築可能。ここでは、ZEISS Mineralogicからの追加的位相および地球化学的情報が、岩石学研究における次のステップへとつながります。画像の試料は、スコットランド北西部に位置するスクーリーモアで採取されたグラニュライト相変斑れい岩。