ライフサイエンス研究向けZEISS Axio Observer
AIが実験開始をサポートする倒立顕微鏡プラットフォーム
常に新たな課題に直面するライフサイエンス研究では、ニーズに合わせてカスタマイズできる柔軟な顕微鏡が求められます。ZEISS Axio Observerは、生体試料や固定試料の要件が厳しいマルチモーダルイメージングにも対応する、倒立顕微鏡プラットフォームです。Axio Observerを様々なテクノロジーと組み合わせることで、実験のニーズを的確に満たすことができます。
研究の柔軟性
ライフサイエンス研究は、求められる要件が常に変化するダイナミックな環境です。Axio Observerには、ワイドフィールド透過光から便利な3Dセクショニング、高感度の高分解能イメージングにいたるまで、幅広いテクノロジーに対応するインターフェースが搭載されています。最適なインキュベーション装置を選択することで、試料への容易なアクセスと正確なマイクロマニピュレーションが可能となります。多彩なオプションを備えたAxio Observerは、現在はもちろん、将来にわたってユーザーのニーズに応えます。
ワークフローを円滑にするガイダンス
ZEISS Axio Observerは、これまで分単位だった観察開始までの時間を秒単位に短縮します。AI Sample Finderが自動的に試料キャリアを検出し、フォーカスを調節して、対象領域を見つけることにより、イメージングが驚くほど簡単になります。実験設定ウィザードを使えば、アプリケーションに合ったイメージング法が簡単かつ直感的に選択可能です。取得した画像は、電子顕微鏡データやその他の手法と手軽に組み合わせることができます。
実験効率の向上
Axio Observerの自動化機能を使用すると、実験の効率が著しく向上します。素早く切り替えられる光源とフィルターにより、スペクトルの柔軟性とスピードが最大限に高まります。目的のアプリケーションに求められる画質とスピードを確保するため、最適なカメラをお選びください。長期間のイメージングにおいて試料にフォーカスを合わせ続ける作業も、試料に合わせた対物レンズの交換も、高度なシステムによってすべて自動的に行われます。
AI Sample Finder
観察開始までの時間を秒単位に短縮
効率的なイメージングのための自動試料識別
近年、顕微鏡の自動化がますます進んでいます。しかし、試料の配置や試料キャリア上でのフォーカス調整、対象領域の同定には、今だに手動の操作が必要です。AI Sample Finderは、これらのプロセスを自動化することで、時間のかかる手動での調整をなくし、イメージングまでの時間を分単位から秒単位に短縮します。
Apotome 3
蛍光試料の鮮明な光学断面を作成
構造化照明を用いた光学セクショニング
構造化照明を用いることで、焦点面外で発生した光を簡単に効率よく排除できます。ZEISS Apotome 3は、異なるグリッドで取得した複数の画像から光学断面を再構築します。厚みのある試料であっても、簡単な操作でコントラストの高い画像が取得できます。
自動イマージョンユニット
ハンズフリーの自動イマージョンで、初めから終わりまで信頼性の高いデータを取得
リスクを最低限に抑えつつ効率UP
高分解能イメージングのためには、試料と対物レンズの間を液体(浸液)で満たす必要があります。手動での浸液の添加は手間がかかり効率が悪いだけでなく、ユーザーのミスによるデータポイントの消失や顕微鏡へのダメージにもつながります。ZEISS Axio Observer 7のワイドフィールドシステムや共焦点システム用の自動イマージョンユニットを使用することで、水浸対物レンズの浸液を自動で簡単に維持することができます。
ZEISS Axio Observerのアプリケーション例