ZEISS Primostar 3 デジタルクラスルーム・ラボのルーチン作業向け顕微鏡

鏡筒は鏡基と繋がっており、接眼レンズが取付けられています。双眼鏡筒には2つの接眼レンズ、単眼鏡筒には1つの接眼レンズを挿入できます。カメラは撮影用鏡筒（3眼鏡筒）に取り付け可能です。人間工学に基づいて設計された鏡筒には、観察時の角度や高さを調整できる機能が備わっています。

鏡筒の上端に挿入された接眼レンズを介して、拡大像を人間の目で見ることができます。一般的に、接眼レンズは対物レンズで作られた像を10倍に拡大したもので、視野数は10～23です。この数値は中間像の直径（mm）です。接眼レンズは交換可能です。眼鏡に対応した接眼レンズもあります。

対物レンズターレットには複数の対物レンズを取り付けられます。ユーザーは倍率やコントラスト法に応じてレンズを切り替えることができます。

対物レンズは、試料を通過した光を集め、拡大された中間像を作ります。複数のレンズから成り、目的とするカラー補正性能やコントラスト法に応じて使い分けることができます。

試料ホルダーを使って、ステージに試料を固定します。ステージは鏡基上のステージキャリアに取り付けられています。ステージを上下および水平のXY軸方向にも動かすことで、試料にフォーカスを合わせることができます。

顕微鏡の本体である鏡基には、照明や画像取得のためのユニットがすべて取付けられています。

コンデンサーは光源からの光を集束し、試料を照射します。照明の質と輝度を調整するためのフィルターや絞りが組み込まれている場合があります。

単純なミラーからハロゲン照明やLEDまで、光源には様々な種類があります。よく知られているケーラー照明は、迷光のない均一な照明を提供する手法です。

フォーカスドライブは、粗動フォーカスと微動フォーカスそれぞれに対応した調整方法により、ステージを上下に動かします。