ZEISS arivis Pro
高度な画像解析とビジュアライゼーションのためのソリューション
パワフルな画像解析・ビジュアライゼーションツールを使って、画像解析の可能性を最大限に引き出すことができます。ワンクリックで作成できるシームレスな解析パイプラインをご体験ください。互換性のあるワークステーションでは、大量のデータセットの処理も簡単です。ZEISSのVRツールキットを使用した没入感のある試料観察が、研究に新たな視点をもたらします。
柔軟性の高いエンドツーエンドの画像解析パイプライン
ZEISS arivis Proは、画像解析パイプラインとビジュアライゼーションパイプラインの自動化をサポートします。従来の手法やAIモデルを駆使して、コーディングなしであらゆる画像サイズ、寸法、モダリティに対応するパイプラインを簡単に作成できます。
このソフトウェアは30以上の商用ファイル形式に対応し、大容量のファイルを簡単かつ効率的に処理します。事前設定されたパイプラインと標準的なアッセイは、単純な解析作業から高度な解析作業まで幅広く対応し、特定の目的に合わせてパイプラインをカスタマイズ可能です。
ワンクリックで解析を繰り返し、一貫性のある定量的な結果を得ることができます。生産性を高め、再現性のある結果を確実に得られるソリューションをご活用ください。
高度な3D解析
複雑な作業においても、AIにより素早く結果が得られます。Zスタックのスライスをアノテーションしてモデルのセグメンテーションと分類をトレーニングし、それをデータセット全体に適用します。機械学習や深層学習の機能をローカルで使用するか、クラウド上でモデルをトレーニングし、それらをインポートして自動化パイプラインの中核を形成します。洗練された解析レポートに有用な3D視覚化やそのムービー作成などに、わずか数クリックでたどり着けます。
3Dオルガノイド解析
ハイコンテントアナリシス
複雑な疾患の創薬では、2Dから4Dまで測定可能で、細胞や組織の表現型に対するより広い視野でのスクリーニングなど、高度な画像解析法が求められます。ZEISSのarivisソフトウェアをクラウドまたはローカルで使用してAIモデルをトレーニングし、画像解析を自動化することで、時間を節約し、人的バイアスを減らして、一貫性のある結果を取得できます。
ZEISS arivis Pro VRによるトラッキング
トラッキングとリネージ
様々なサイズの2Dおよび3D画像データにおいて、細胞分裂や移動の表現型を定量し、その変化を追跡できます。ZEISS arivis Pro VRを使用すれば、臨場感あふれるVR環境において自動作成されたトラックの正確な校正が行えます。パイプラインは、さらに多くのデータセットに簡単に再適用可能です。
神経組織(マウス脳)の自動3Dニューロントレース。
神経生物学
最先端のニューロントレーシング・アルゴリズムを採用したZEISS arivis Proでは、ワンクリックで多様な画像を自動的かつ繰り返し解析できます。低SNRであっても、ニューロン、グリア/ミクログリア細胞、軸索などを定量化し、半自動のインタラクティブツールやVRツールを用いてトレースを簡単に編集可能です。画像フォーマットを問わず、過去の実験データを解析できます。
ZEISS arivis Pro VR Toolkit
臨場感あふれるバーチャルリアリティ体験で、今までにない新たな視点で試料を捉えることができます。キーボードやマウスに縛られることなく、デジタル画像データを直接、移動、回転、拡大縮小、整形可能です。ZEISS arivis Pro VR Toolkitが、現実世界と同等の深い知覚体験へとあなたをいざないます。
- 試料を3Dで見る
- 多様な角度から細部を観察する
- 同僚と共同作業し、試料とその結果をライブで確認する
- 音声とハンズオンによる簡単操作
- 自動解析結果に対して、効果的でインタラクティブな校正と編集を行う
30以上の画像ファイル形式を変換
画像作成に使用した装置、形式、またはファイルサイズにかかわらず、ZEISS arivis SIS Converterは、ZEISS arivis Pro、arivis Pro VR、arivis Hubで画像を迅速かつインタラクティブに閲覧できるように、画像ファイルをScalable Image Storage(SIS)形式に簡単に変換できます。すべてのデータを保持しつつ、時間を大幅に節約しながら高度な解析が行えます。
- 30以上のファイル形式からの変換に対応
- 複数のインポートおよび変換タスクを実行
- 自動バッチ変換
- 使いやすいファイル変換タスク管理インターフェース
- 顕微鏡画像に限らず幅広く対応(CT、MRIなど)
arivis Pro最新版リリースハイライト
ZEISS arivis Proの最新版リリースで追加された最新機能のメリットをどのように活用できるかをご紹介します。
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ZEISS arivisソフトウェアは、顕微鏡画像解析において最先端のカスタマイズ性を提供します。
ZEISS arivis Pro 4.2では、ユーザーが自身のニーズに最適な画像解析手法を自由に選択できます。
最新版のリリースでは、強化されたAIベースのツール、3D解析機能、大規模データセット処理が追加されました。このソフトウェアによりこれまでにない柔軟性が実現し、顕微鏡画像解析ワークフローをカスタマイズして研究課題への答えを出すことができます。
この動画で最新機能の詳細をご覧ください。
drip cellpose
新機能
注目の新機能:
- 最適化されたメッシングとレンダリングにより、4D Viewerで無制限にオブジェクトを観察
- ZEISS arivis Cloudでトレーニングした深層学習モデルによるインスタンス(オブジェクトベース)セグメンテーション
- Cellpose演算を使用した顕微鏡画像における細胞および核のセグメンテーション
- 3Dイメージとして表示可能な解析パイプラインの高精度プレビューは、より有意義なプレビューを生成
- オブジェクト作成操作(例:Neuron Tracer)において、解析パイプラインは4D Viewer内にプレビューを直接表示
- 機械学習は、使用する機能セットを自動的に最適化し、パフォーマンスを改善
- オブジェクトテーブル内の膨大な数のオブジェクトの取り扱いを改善
- ブランドを刷新:ソフトウェアの新名称がZEISS arivis Proに
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2023年11月16日リリース arivis Vision4D 4.1.2の変更点
Cellpose Segmenter:
- 改善:メモリチェックを改善し、内部エラーを回避
- 改善:より明確なエラーと警告
- 改善:ヘルプで利用可能な事前にトレーニングされたモデルの説明の改善
- 変更:プレーンワイズ実行がデフォルトで有効に
- 修正:最初以外の時点の結果の取り扱い(ボクセルフィルターとの組み合わせ)
- 修正:最小強度値に偏りがあるデータのための正規化
- 修正:Cellpose Segmenterにおけるその他の小さな修正
インポート:
- 改善:XDCEデータのチャンネル名のインポート
- 修正:一部のND2時系列のインポートに関する問題
全般:
- 改善:アプリケーションの終了後に、消費されたライセンスがより迅速に使用可能に
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事前にトレーニングされたcellpose aiモデルで検出されたニューロスフェア。
2023年7月25日リリース arivis Vision4D 4.1.1の変更点注目の新機能:
- Cellpose Segmenter - 解析パイプラインでの簡単かつ迅速なセグメンテーションのため、事前にトレーニングされたCellposeモデルを直接インポート
解析:
- 新機能:Cellpose Segmenterによるネイティブな解析操作(Python不要)
- 新機能:Deep Learning Trainerから作成したモデルをCZANNとしてエクスポート
- 改善:深層学習 - ZEISS ZENのN2Vモデルとの互換性向上
- 改善:DL Segmenterでは、デフォルトでAllow Holesオプションがオンに
- 改善:DLトレーニングの名前を変更する際の競合検証の改善
- 修正:スケール解析後のトラックの位置がまれに不正確になっていた問題を解決
- 修正:トレース中の細胞体のセグメント参照が間違っている可能性を解消
4D Viewer:
- 改善:4D Viewerでオブジェクトをダブルクリックする時の自動ズームがより使いやすく
- 修正:4D Viewerでトレース(コーン表示スタイル)が選択できない問題を解決
全般:
- 新機能:インストーラーでオプションコンポーネントの説明とオフラインダウンロードオプションを提供
- 修正:DeltaVision DVインポートの互換性向上
- 修正:更新後に開く新着情報の信頼性向上
- 修正:インストーラーが、以前のVision4Dバージョンのファイルがインストールフォルダに残っていないことを確認
- arivis_dlライブラリに追加された小さな修正・改善
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DLトレーニング操作
2023年3月27日リリース arivis Vision4D 4.1の変更点注目の新機能:
- 新しいオプションモジュール:arivis AIツールキットに、Vision4D上で直接アノテーション追加、トレーニング、推論が可能な深層学習の完全なワークフローを追加
- トレースワークフローの各種改善
- ウェルまたはウェルのフィールドに画像セットを手動で割り当てるWellplate Editor
arivis AIツールキット:
- 新機能:オプションモジュールarivis AIツールキット
- 新機能:Deep Learning TrainerパネルでDLモデルのセットアップとトレーニングを実行
- 新機能:Draw Toolを使用して、クラスの領域にアノテーションを追加するためのセグメントを描画
- 新機能:スパースアノテーションの活用により、すべてのピクセルに描画する必要性を克服
- 新機能:描画されたオブジェクトをクラス順にソート - ピクセルを一番上のものに割り当て(重なりのカットは不要)
- 新機能:クラス定義のための既存のセグメントの追加と再利用
- 新機能:アノテーションがついたバックグランドに基づく自動クラスタリングが可能
- 新機能:Vision4Dから直接、DLトレーニングプロセスを実行およびモニタリング
- 新機能:解析パイプラインでトレーニングされたDLモデルを直接開いて推論
- 新機能:トレーニングされたDLモデルをONNXとしてエクスポート
- 新機能:DL Python環境全体をセットアップするための追加インストーラーパッケージ
対応画像ファイル形式
ダウンロード
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