ZENソフトウェアツールキット

3Dツールキットライフサイエンスにおけるボリュームモデルのビジュアライゼーションと解析

このツールキットを使用して、ZENソフトウェアの3D機能を最大限活用しましょう。これには、様々なレンダリング法、高度なビジュアライゼーション、そしてデータナビゲーション用ツールが含まれています。3Dセグメンテーションと3Dオブジェクト測定のためのZENワークフローに沿って、データを解析することができます。

高度な3Dレンダリング法
優れた画像ナビゲーション
3D分析を典型的なZENワークフローへとシームレスに統合

高度な3Dレンダリング法

複数のビジュアライゼーションモードで、3D分析方法を選択可能

ZEN 3Dツールキットは、3Dビューア用に複数のタイプのレンダリングアルゴリズムを提供しており、アプリケーションに適したビジュアライゼーションを選択できます。

ボリュームモード：適切なカメラ視点を用いた2D投影法
透過モード：対象物のエッジを強調
最大輝度投影モード：最大輝度投影法を用いたボリュームモード
サーフェスモード：等値面を再構成し、細胞壁などの偏平構造を強調
ミックスモード：サーフェスモードと透過モードを組み合わせ、複雑な対象物の関係を視覚化

優れた画像ナビゲーション

複雑なデータセットのための道しるべ

高度な3Dレンダリングは、データセットを扱う際に特に有用です。ZEN 3Dツールキットのビューアでは、3Dおよび2Dビューが横並びで配置されているため、試料のシームレスなナビゲーションが可能です。ズーム操作中はビューがすべて同期して動き、方向を維持したまま集中して試料を観察することができます。カットラインはナビゲーションに役立ち、拡張してスタック投影を表示することができます。これにより、どのビューを選択しても試料のクリアな像が得られます。

3D分析を典型的なZENワークフローへとシームレスに統合

AIベースの3Dデータセット分析で効率が向上

ZEN 3Dツールキットは、3D画像解析にも対応します。画像解析ウィザードには、3Dセグメンテーションを行うためのアルゴリズムが搭載され、さらに、機械学習モデルと深層学習モデルは、画像解析ウィザードを介して3D分析に利用できるため、AIベースの3Dデータセット分析が可能となります。

ZEN 3Dツールキットで3Dアプリケーションを容易に


3Dビューア _{優れた3Dビジュアライゼーションと3Dレンダリング}	Tomo3Dビューア _{3Dトモグラフィーで困難なデータセットのナビゲーションが容易に}	3D画像解析 _{3DセグメンテーションとAIによるデータ分析}
大容量データセットでも、効率的なレイトレーシング技術を用いて3Dボリュームモデルを表示最大6チャネルを表示（タイムシリーズを含む）。レンダリング法：透過モード、ボリュームモード、最大輝度投影モード、サーフェスモード、ミックスモード（最大3つのクリッピングプレーン）電子顕微鏡（EM）やX線顕微鏡（XRM）、緻密な蛍光データなどの異なる手法で取得したデータを基に、緻密な構造のビジュアライゼーションが可能。保存した設定を用いてZEISS arivis Proへのデータパイプラインを構築し、高スループット、簡単な3D解析を実現。プレゼンテーションやオンラインメディア用に、息をのむような動画を作成。	最大3つの2Dビューペイン、1つの3Dビューペインをまとめてレンダリング直交する3つの2Dビューペインの位置が3Dビューと連動透過モード、ボリュームモード、および最大輝度投影モードを用いたレイキャスティングベースのボリュームレンダリング 3Dビュー、背景色、照明をチャネルごとに柔軟に調整可能色付きカットラインを使用して、試料ビューとプロジェクションビューをナビゲーション	画像解析ウィザードにシームレスに統合可能様々なセグメンテーション法（閾値基準セグメンテーション、Intellesisによるセグメンテーション、ZEISS arivis Cloudセマンティックセグメンテーション）との互換性後処理用3Dモルフォロジー演算 3Dパラメータを含むオブジェクトの特徴表示、定量化、.csvエクスポートのためのマルチクラスオブジェクトテーブル異なる透過モードを持つオブジェクトのソートと、論文グレードのビジュアライゼーション