ZEISS Xradia Synchrotron シンクロトロンを用いたエネルギー調整可能な超高分解能3Dイメージングを実現
ZEISS Xradia Synchrotronを用いて、シンクロトロン施設でナノスケールX線イメージングを実施すれば、施設内での開発に要する費用や時間を節約できます。独自のX線光学系や3D X線スペクトル顕微鏡プラットフォームによって、施設での超高明度調整可能X線ビームが使用可能に。30 nm未満の分解能で非破壊的3Dイメージングを実現。Xradia Synchrotronファミリーは、低温、in situでの加熱、電荷、電気化学的などの多様な環境下で軟X線から硬X線まで対応可能です。
科学的アウトプットを最大化
- すぐに使える高分解能X線顕微鏡
- 24時間365日のグローバルなサポートネットワークにより、機器のアップタイムを保証
- 試料作製からデータ収集、再構成まで、高効率なエンドツーエンドのワークフローソリューション
- シンクロトロン研究者のコミュニティでネットワークを構築することにより、最適な方法でプラットフォームの性能を活用可能
ビームパス透過X線顕微鏡の構造(TXM)。
業界トップクラスの3D分解能とコントラスト
- 30 nm未満の空間分解能を達成
- 蛍光、Zernike、XANESなどの多様なコントラストモードを使用したイメージングが可能
- クライオ、in situ モジュールなど、研究ニーズに合わせてプラットフォームを拡張
4Dを超える高度なイメージング
- 第2~3世代のシンクロトロン施設で使用可能なX線ビームを活用
- イメージングにXANES分光法を組み合わせる
- 元素・化学組成を3Dでマッピング
- 電池などの実際の動作条件下でのin situナノ構造形成を観察
- ガスまたは流体フローリアクターでの化学反応をモニタリング
- ダイヤモンドアンビルセルを用いて高圧下の化学的相分布を定量化
ヒト癌細胞。ヒト癌細胞の元素分布。画像ご提供:C. Weekley, University of Adelaide
アプリケーション
ZEISS Xradia Synchrotron
ニッケル電池
ニッケル電池
ニッケル電池電極(赤:NiO、緑:Ni)の化学成分の3D画像。Xradia 800 Synchrotronでイメージング。
固体酸化物形燃料電池
固体酸化物形燃料電池
固体酸化物形燃料電池(SOFC)電極のマルチフェーズイメージング。Xradia 800 Synchrotronで取得。
ウイルス感染Ptk2細胞
ウイルス感染Ptk2細胞
ウイルス感染Ptk2細胞のセグメンテーションされた3Dレンダリング。青:核、赤/オレンジ:ウイルス粒子、細胞幅:10 µm、Xradia 825 Synchrotron。画像ご提供:F.J. Chichon, CNB-CSIC and ALBA Synchrotron (Spain)
Xradia 800 Synchrotron
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Xradia 825 Synchrotron
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材料科学 |
充電-放電サイクルにおけるオペランド分光法で計測した電池電極粒子をモニタリング。In situで触媒粒子の化学イメージングを実施。動作温度でin situでのSOFCナノ構造を解析。 |
スペクトル顕微鏡で高分子の化学イメージングを実施。 |
生命科学 |
細胞・組織のナノ粒子の毒性研究。骨のナノ構造のイメージングおよび定量化。 |
凍結水和状態の未切片化細胞全体の微細構造を視覚化。構造イメージングと機能イメージングを併用してX線顕微鏡と光学蛍光顕微鏡の結果を相関付け。 |
天然資源、地質学および環境科学 |
地球下部マントル条件で溶融した鉄の形態を視覚化。水を保持する土粒子の微細構造研究。 |
湿潤環境における微生物研究。 |
電子工学 |
悪意ある改造を見つけるための集積回路のイメージング。 |
ナノスケールでの磁区イメージング。 |